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経営学の技法 ふだん使いの三つの思考

タイトルで触れられている3つの思考というのは条件思考、両面思考、箴言思考の3つ。 条件思考・両面思考はまあそれはそう、という感じだが、箴言思考がとても面白い。そりゃこれを最後に持ってくるわな、と思わせるほど良いこと言ってる。 箴言というのは...
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つくって、壊して、直して学ぶ Kubernetes入門 高橋 あおい (著), 五十嵐 綾 (監修)

読みながらツイッターでメモしてたのでそれを貼り付けていきます。適宜コメントします。 worker node内にあるkubeletが問い合わせてますね。 -o yaml結構便利です すごい。一か月前のこともうきれいさっぱり忘れてる。いま新鮮に...
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全員“カモ”: 「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法 ダニエル・シモンズ (著), クリストファー・チャブリス (著), 児島 修 (翻訳), 橘 玲 (解説)

「カモ」の意味を説明しようとすると意外と難しい。検索しようとしてもduckの鴨が出てきてしまってうまく探せない。 やっとの思いで探し出した定義はこうだった。 騙しやすい人。こちらの都合のままに財貨などを搾取できる相手。単に「カモ」などとも表...
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センスの哲学 千葉 雅也 (著)

センスに関する本と言われると、どのような本を想像するだろうか。〇〇のセンスの磨き方。□□のセンスが良くなる本。何らかの特定の分野についての、センスの向上を謳う本を想像するのではないだろうか。本書はそうではなくて、センスとは何かを定義する本で...
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冬期限定ボンボンショコラ事件 米澤 穂信 (著)

小市民シリーズ完結作。 小鳩が交通事故に遭うところから今回の物語はスタートする。入院中の小鳩が回想する中学3年生のころの話と現在の話が並行して物語が進んでいく。主人公二人って中学も一緒っていう設定あったっけ?全然覚えてなかったけど同じ中学ら...
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東京都同情塔 九段 理江 (著)

第170回芥川賞受賞作。 作中では登場人物が当然のように生成系AIを利用している。そしてなんと、著者が執筆の際に生成系AIを実際利用しており、本文全体のうち数%は生成系AIが生成したテキストをそのまま利用しているらしい。 この本の主張的なこ...
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VR浮遊館の謎:探偵AIのリアル・ディープラーニング 早坂 吝 (著)

探偵AIシリーズの第4弾 過剰なほどに作りこまれたゲームの世界の設定のいたるところにヒントが隠されていて、物語に彩りを添えるフレーバーにしか思えないあれやこれやが必要不可欠な要素だと判明していく。あまりにも自然に物語に溶け込んでいるのでなん...
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話が通じない相手と話をする方法――哲学者が教える不可能を可能にする対話術 ピーター・ボゴジアン (著), ジェームズ・リンゼイ (著), 藤井翔太 (監修), 遠藤進平 (翻訳)

一浪して大学に入学したことは、私のコンプレックスのうちの一つである。なぜなら、一浪したという事実は、自分には他の人々を凌駕する圧倒的な勉学の才能が存在しないという残酷な事実を突きつけてくるからである。さらに、一浪したという事実は今後いかなる...
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「能力」の生きづらさをほぐす 勅使川原 真衣 (著), 磯野 真穂 (解説)

「〇〇先輩ってマジで有能だよね」「〇〇さんは能力が高くて本当に尊敬する」 どんなコミュニティでも交わされているようなごくごくありふれた言葉である。私も何度もこのような言葉に遭遇したことがある。しかし、なぜか今まで一度も腑に落ちず、気持ちよく...
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Z世代化する社会: お客様になっていく若者たち 舟津 昌平 (著)

一体いつからーーーーーーー当たりがどこかにあると錯覚していた? 帯に【あなたも「Z世代化」している!?】と書いているように、Z世代ってどう接したらいいのかわからない、何を考えているのかわからないと感じている中年世代をメインターゲットとして想...