2024/04/01 学んだIT語彙

アイキャッチ new IT vocabulary

ARP(Address Resolution Protocol)

MACアドレスを宛先のIPアドレスから求めるためのプロトコル。TCP/IPを利用したコンピュータのLAN通信では、IPアドレスとMACアドレスの2つのアドレスが分かることで通信でるが、IPアドレスとMACアドレスは自動的な関連づけがないので、ARPでMACアドレスを得る必要がある。

同じネットワーク内のノードと通信する場合は、ブロードキャストでARPリクエストというパケットを流す。ARPリクエストには宛先のIP情報が含まれており、このIPに一致するノードがARPリプライというパケットを返送する。ARPリプライのパケットはユニキャストで送信される。

最終的な宛先が別のネットワークのノードである場合は、ゲートウェイ(ルータと言ってよい?)のMACアドレスを得るためのARPリクエストを送信する。このようにして、ネットワークを一つずつ経由して最終的なノードにたどり着くことが出来る。

IPv6においてはICMPv6の近隣要請メッセージ(Neighbor Solicitation)と近隣告知メッセージ(Neighbor Advertisement)というものが使用されており、ARPは使用されていない。

参考サイト
ARPとは、RARPとは
ARPとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

ゲートウェイ

異なるネットワーク同士を中継する仕組みの総称。プロトコルやデータ形式が異なっていても、通信を可能にしてくれる。

似た言葉に「ルーター」があるが、こちらはネットワーク標準の OSI 参照モデルの第 3 層「ネットワーク層」で使用する、 IP アドレスに基づいてデータを中継する機器を指す。ゲートウェイとしての機能を持つ機器の1つと言える。

インターネット黎明期、異なるネットワークの境目にはコンピューターが置かれ、IPパケットのルーティングの役割を担っており、このコンピューターがゲートウェイと呼ばれていたため慣習として同じ役割を持つルーターがゲートウェイと呼ばれているらしい。

参考サイト
なぜルーターはゲートウエイと呼ばれるのか? | 日経クロステック(xTECH)
ゲートウェイとは?ルーターとの違いや設定方法を初心者にもわかりやすく解説 | NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま

PPP(Point-to-Point Protocol)

コンピューター同士が1対1の通信を行うための規約を定めたプロトコル。OSI参照モデルでは第2層(データリンク層)に該当する。電話回線などの回線を利用した通信方式の一つであり、ルーター同士の接続やダイアルアップ回線、ADSL回線を使ってインターネットに接続する際に利用されている。

光回線が主流となった現在では、イーサネット上でPPPのデータをやり取りするPPPoE(PPP over Ethernet)が利用されている。また、さらに高速な通信を実現するための接続方式として、近年ではIPoE(IP over Ethernet)が利用されている。

LPICでもチョロっとだけ出てきたけど、PAP(Password Authentication Protocol)とかCHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)とか使って認証するらしい。

参考サイト
【NTT西日本】PPP(Point-to-Point Protocol)|ICT用語集|法人・ 企業向け ICT サービス ・ ソリューション

SAN(Storage Area Network)

複数のコンピュータとストレージ(外部記憶装置)の間を結ぶ高速なネットワーク。主に業務用の大規模システムなどで用いられる。

論理ボリュームに関連する話かと思ったけど、あれは物理的につないでるストレージを区切ってるからまた別の話か?Auroraってインスタンスとストレージが分離されてて、ストレージ同士も分離されてるけど1つのDBとして使える気がするから、AuroraはSANを利用してるのかな?ちょっと曖昧。

参考サイト
SAN(ストレージエリアネットワーク)とは – 意味をわかりやすく – IT用語辞典 e-Words

パケットフィルタリング

通信機器やコンピュータの持つネットワーク制御機能の一つで、外部から受信したデータ(パケット)を管理者などが設定した一定の基準に従って通したり破棄したりする機能。

受信したIPパケットやその中のTCPパケット、UDPデータグラムのヘッダ部分などを解析し、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号、宛先ポート番号、プロトコルの種類などの情報を取得する。この情報をもとに、あらかじめ設定したルールに沿って通信を許可したり却下したりする。

パケットフィルタリングでは、通信の内容(ペイロード)はチェックしない。あくまで、どこから来たのか、どこへ行くのか、という経路をもとに判断を下す。

AWSでいうと、おそらくNetworkFirewallがパケットフィルタリングを担うサービスになる。WAFはメソッドとかも見てるからもっと細かく制御が可能な気がする。パケットフィルタリングもしてそうやけど。

参考サイト
パケットフィルタリングとは – 意味をわかりやすく – IT用語辞典 e-Words

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