システムコール
OSのカーネル機能を利用するために行う、プログラム(アプリケーション)側からOSへの要求のこと。
ネットワークを利用した通信、ファイルへの入出力、新しいプロセスの生成、プロセス間通信、コンテナの生成など、アプリケーションにおいて重要な動作は大体システムコールを通して実行されるらしい。まあカーネルってコンピューターの「核」だけあって、重要な機能のほとんどを担っているというのは納得。
逆に、CPU上での計算とメモリへの入出力はシステムコールを通さずに実行しているみたい。こいつらはOSよりも下のレイヤーの話なので納得。
参考サイト
システムコールとは【用語集詳細】
システムコールとは何なのか
【初心者向け】Linuxカーネルって一体なんだ?
ジャーナリングファイルシステム
ファイルシステムの種類の一つで、ファイルやディレクトリに変更を加える際にジャーナルと呼ばれる特別なエリアへ更新履歴を残すことで、データの整合性を保ちながらファイルシステムのエラー回復を迅速に行うもの。
データベース管理システム(DBMS)のトランザクション処理に似てるけど、あくまで更新履歴(メタデータ)のみを保護するにとどまる。
ファイルの内容(データ本体のこと。例えばwordの本文とか動画データとか。)を残してくれるわけではなく、データの喪失を防ぐには他の仕組みを併用する必要がある。
LPICの勉強してたら出てきたやつ。世の中にファイルシステム存在しすぎて困る。普段ファイルシステムについて考える必要に駆られたことないからなかなか覚えられんなあ。
ちなみに、ext3やext4というファイルシステムでは、ファイルの内容まで保護するような機能が備わっているらしい。すげえ。
参考サイト
ジャーナリングファイルシステム 【journaling file system】
ジャーナリングファイルシステム
マーシャリング
異なる技術基盤で実装されたコンピュータプログラム間で、データの交換や機能の呼び出しができるようデータ形式の変換などを行うプロセスのこと。オブジェクトのシリアライゼーション(Serialization)とも呼ばれる。
JSONに変換してデータやり取りすることもマーシャリングとかシリアライゼーションって言うんやな。シリアライゼーションって名前にビビってたけど大したことしてないやん。
ちなみに、マーシャリングというのは飛行機を誘導するという意味もあるらしい。
<マーシャリングとは?>
飛行機を誘導するマーシャリング体験コーナー!
マーシャリングとは、飛行機を安全に誘導し、決められた位置に停止させることを言います。
手に持ったパドル等で飛行機を操縦するパイロットに合図を送ることで、飛行機を停止位置まで誘導します。
というか、マーシャルって丸の内サディスティックでしか聞いたことなかったからギターアンプの固有名詞と思ってたけど、マーシャリングってことはマーシャルという動詞が存在するのかなと思って調べたところ、やはり存在してました。
「marshall」の意味・「marshall」とは
「marshall」の意味・「marshall」とは
「marshall」は英語の単語で、主に「統率する」「整理する」などの意味を持つ動詞である。また、名詞としては「司令官」「元帥」などの意味を持つ。この単語は、軍事的な文脈や、一般的な整理・組織化の文脈でよく使用される。例えば、軍隊を統率する指導者を指す場合や、情報やリソースを整理する行為を指す場合などに用いられる。
マーシャリングもシリアライゼーションも「整理して並べる」ってことかな。
参考サイト
マーシャリング 【marshalling】 marshaling
カスケード障害
相互接続されたコンポーネントのシステムにおける障害。1 つまたは少数のコンポーネントの障害が他のコンポーネントの障害につながり、正のフィードバックの結果として伝播することで最終的にシステム全体が大きな障害に陥ることになる。
CSS(Cascading Style Sheets)でしか聞かないカスケードという言葉。
意味は以下の通り。
「cascade」とは、小滝・階段状に連続する滝のことを意味する表現である。
「cascade」とは・「cascade」の意味
cascade
「cascade」とは、「小滝」や「階段状に連続する滝」などを意味する表現である。「懸崖造り」や「縦つなぎ」といった意味も持つ。滝状に垂れているものを「cascade」と表現することも多い。ビジネスにおいては、「連続している」、「連鎖的」などの意味で用いられることもある。
カスケード障害においては「連鎖的」という意味で使われてそう。
CSSでは「段階的」のほうが近いかな。
上記の引用元に書いてあったけど、滝と言えばwaterfallも滝ですよね。
IT業界は滝が好きですね。
なんで障害が発生するのに正のフィードバックなんやろ?と思ったけど、正のフィードバック(positive feedback)のpositiveって効果を増強・拡大させるみたいな意味で使われてるんやね。
そういえば生物基礎の恒常性の単元で、ホルモンが分泌する効果の内容らへんで正のフィードバックという言葉が出てきた気がする。間違いやすいからちゃんと覚えなあかんなあ、と思ってたような気もする。全然覚えてなかったけど。
sysstat
Linux用サーバの負荷を分析するための監視ツール。CPU負荷、ディスクI/O使用率、メモリ使用状況、ネットワークデバイス状況を調査することができる。
sysstatはパッケージであり、その中のsarというコマンドを良く使う。
sarとはSystem Activity Reporterの略で、使用状況のレポートを出力することが出来る。
オンプレからクラウドの時代へ、とか言っても結局性能調査とか障害の原因調査とかでLinux触るからLinuxには強くなりたい。とはいうものの、業務ではひたすらLinuxを触るというわけでもないのでなかなか身につかない。
Linuxの扱い方を楽しく覚えられる方法場集中です。